江雪(柳宗元)

江雪
千山鳥飛絶,
萬徑人蹤滅。
孤舟簑笠翁,
獨釣寒江雪。

読み下し 江雪
千山 鳥 飛ぶこと絶え,
萬徑 人蹤(じんしょう)滅す。
孤舟 簑笠の翁,
獨り釣る 寒江の雪。

意味
山々に飛ぶ鳥は消え、
全ての道に人の足跡が消えた。
ひとりぼっちの船に乗る蓑と笠をつけた老人。
雪がふる寒い川で、ただ一人釣りをやっている。


鹿柴(王維)に続く漢詩紹介。
かっこ良いなぁ、と思う詩のひとつ、『江雪』。

なんていうか、ものすごく寂しい・わびしい感じです。
「流罪となり、官途を絶たれたのち、辺境の地で詠んだ詩」といわれています。
絶望の淵にいるのかなぁと思うけど、でもその絶望すらも詩にして、遠くから見つめている感じです。

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